彼女自身が楽器。もう天才。

横浜アリーナ’91 行きました。
私、最前列。
二日間だったけど二日とも来場。
初日が前から二番目中央。
二日目が最前列中央。真ん中~。わーい。
『Hole in My Heart』の最中…。
おう、おう、おう、ソデに出てきたぞ。
あ、この人うらやましー。握手してもらってる。
この人も。
しっかり握手しているのか、手を放さないからシンディがイカっているのか。
どっちだろう。
お!真ん中来た~♪ 階段降りてきた~
ここで止まっちゃった。
お!またソデに行こうとしている‼
さっきは左だったけど今度は右。
大衆、大移動。私も便乗する。
みんな席に戻る気なし。
この手の中に私がいる。どれだろう。

You’ve got to fill it up with love~
あ~。間奏が終わって戻っちゃった。
握手できず。
シンディはソデを使うタイプだった。
真ん中にいてはいけない。席の選択を間違えた。
左右どちらかの端にしておけば握手できた。
真ん中は不利。
当時『トゥルーカラーズ ライブインパリ』のビデオは宝物。
毎日再生。
門前の小僧習わぬ経を読む、じゃないけど、聴いているうちに自然と曲を覚えてしまう。
シンディーは芽が出るまでにすごく時間がかかった。
苦労してる、と聞いてなおさら好きになった。
才能豊かでありながら売れない時期があった、っていうところがいい。しかも親日家。紅白にも出たし、年一くらいで日本に訪れているそう。
どこかの神社の豆まきにも来ていた。
ピザーラのCMにも出ていたし、テレビにゲスト出演することも多かった。
『I’m Gonna Be Strong』
『The World Is Stone』
の歌唱力はオペラ歌手並み。スゴ過ぎ。うま過ぎ。
実力ありすぎてライバルなし。
アルバム『A Night to Remember』
の中の『Heading West』は好きだった。悲しみに出会った時の歌。中高生は悩みが多い。それで、さあ、どうしようかな、って時によく歌っていた。
歌詞:
昔読んだ本のように私は西へ向かっている
たとえ、くずおれてひざまずいても
私は何度でも立ち上がるわ
私は何度でも立ち上がる、ってプロボクサーみたいな歌。
彼女が歌うと説得力がある。
ぜったいギブアップしないぞ、って曲。
根性出さなきゃいけない時に思い出す。
低評価の映画に出ていたけど、シンディの個性が炸裂していて私は好きだったけどなあ。なぜか低評価。ファンしか見ない映画なのか。
・『バイブス 秘宝の謎』超能力者の役
・『マイアミ・ムーン』人魚の恰好して水槽で踊っていた
どちらも私にとっては傑作。