夜勤徒然

近所のギター弾きが歌っていた歌がカート・コバーンっぽかった件

そのギター弾きは、うちのマンションの近くに住んでいて場所は定かではないが日曜日になるとギターを弾きながら歌いばじめる。

変な曲なら怒っているところだが許せる理由はステキな選曲。

流れてきた曲が映画ラストデイズ(ガス・ヴァンサント監督)のエンディングで使われていた曲『Death to Birth』のように聞こえるから。違う曲らしいけど鮮明には聞こえない。

正確にはニルヴァーナではなく主演俳優マイケル・ピットの曲。あの俳優はカートによく似ていた。
こっちは本物のカート。

半径20メートル以内の建物で私の部屋(6階)より下の階から聞こえる。
方角は真東か、やや南東。
お金を入れる箱があったら100円玉くらい入れてあげたい。

この映画は一回しか観なかった。感動っていうよりむなしい気分になった。
ただ、ラストシーンはきれい。

監督はこれを撮りたかったのか、見せたかったのか、っていうのが伝わってくる。
ニルヴァーナのカート・コバーンの死から着想を得て脚本を書いた…とされているから脚色された部分も多いだろうけど、作品だから
ラストシーンだけってわけにはいかない。

春先にこの映画を観て曲を覚えたので私の中では「春の曲」になっている。
宮沢賢治が感じた「漠然とした不安」の「ようなもの」をあおる曲。鬱の人は聴かないほうがいいかもしれない。

私は頭の中がお花畑だから…昼寝ソングになっている。
まったくもう、これから寝るのに(怒!)と思うのも一瞬で、聴いているうちに許しちゃう。
うるさい曲でもないし、英語の歌詞だし、下手じゃない。
お、やってるな、という感じ。