すべてのバンドはさすがに覚えてはいないけれど、フライングキッズの「我想う故に我あり」とか好きだった。
じっと見ていると濱崎さんは桑田圭祐と同じ星から来たかのか、と思う。
最近、「独身貴族」って言葉を思い出して、そういえば「池田貴族」っていたなあ、と調べてみたら99年に亡くなっていた。
そのニュースを私は見ていたのに、見ていたことさえ忘れていた。
「イカ天」っていうのはそれくらい昔の話らしい。
あの番組で、審査員が「いい曲ばかり聴いていると、いい曲ばかり書くようになる」と言っていたのが印象に残っている。
いい本を読んでいるといい本ばかり書くようになる。
いい人と付き合っていると、自分もいい人になる。
浸透作用の原理。
以来、いいと思ったものだけを聴き、本もいいと思うものだけを読むようになった。いい音楽のルーツはクラッシックまで遡れるけど、ロックは60~70年。と、昭和16年生まれの父が言っていた。
現在でも活躍している70年代のミュージシャン達は、間違いなく素晴らしい作品を作り、若者と肩を並べてヒットチャートにランキングされる。実力があるから通用する。
うんちくはこのへんにして、イカ天の話。
1990年頃、JR川崎駅の東口で「宮尾すすむと日本の社長」のVo.黒澤さんに遭遇。
二枚でどうだの人。
東口のエレベーター前に6、7人で群れていた。
あちらは会社の仲間と飲み会帰りみたい。
こちらはバイト帰りだったと思う。
私がじっと見ていると
「あ、こいつ知ってます?」って黒澤さんのお友達に聞かれて、「はい、イカ天の人」って答えた。
「すごい、ほんものだ~」
とか何とか言ってバイバイした。
あちらも解散するところだったみたい。
今なら記念撮影するところだけど、当時はスマホなんてない。
ちなみに自動車電話と戦場で連絡する時に使うようなタイプの携帯電話は存在した。
「イケてるサラリーマン」が歩道橋の上で使っていた。
でっかいやつ。
黒澤さんはテレビ局で働きながら今でも音楽を続けているみたい。
なんだかうれしー。