Great Mystery

透明ドリちゃん【原作:石ノ森章太郎】

おそらく1970年代生まれの人は知っている。「ドリームみどりちゃん」だと思っていたら「透明ドリちゃん」(1978年にテレビ朝日が製作した特撮ファンタジー)が正しいタイトルみたい。

先日、デイブ・フロム・チャンネルで「ケイオス・マジック」の話を聞いた。
なんとなく宇宙村の印にもそのような匂いを感じる。例の「お祈り法」や星のマークの関連性、陰陽師の星…。あの形自体にパワーがあるらしいことは分かる。国旗にもなっているし、魔法関係には必ずこの星の印が登場する。そんなことをまじめに考察していたら、子供の頃に見たこの「ドリちゃん」を思い出してしまった。
ちなみに「魔法」というキーワードで思い出しただけなので、ドリちゃんと星のマークは何の関係もない。

ドリちゃんは再放送も含めて3回は観たと思う。

詳しい内容は忘れてしまったけれど、ドリームボール(水晶玉の中に蝶の剥製が入っているもの)を持っていて、妖精を呼び出せるベルも持っていた。

妖精の登場シーンで水の精が「オン・リ~ンス」と言って出てきたことを覚えている。
水の精は頭が良い女性、火の精はおっちょこちょい。他の妖精の記憶がない。
なにしろ小学校に上がる前だから…。

全部を正確に思い出すには時が経ち過ぎた。

wikiにあらすじが載っていたので所々、抜粋させていただきました。

【あらすじ】
主人公の青山ミドリは、ある日、弟の虎男とともに妖精の国、フェアリーに連れていかれる。そこでミドリは、長い間行方不明になっているフェアリー国の王女ゼリアンとして迎えられるが、それを事実として受け入れられない彼女は、妖精界に留まることを拒否する。

ガンバス大王は仕方なく、透明になれる魔法の玉・ドリームボールと、妖精を呼び出せる魔法のベル・フェアリーベルを授け、「周囲の者に夢と勇気と希望を与え続けること」「妖精界の秘密を他人に知られたらカエルになること」を条件として、姉弟を人間界へ帰すことにする。
ミドリと虎男は身近で起こる数々の事件を、ドリームボールとフェアリーベルで解決していく。
・・・・・・・・・・・・・・
…と、こういう話だった。

最終回、洞窟に閉じ込められていた王女を助け出すためにドリームボールを投げ割るんだけど、割ってしまえば妖精たちとも会えなくなるし、自分はカエルになってしまうかもしれない。それを覚悟してボールを投げた、ってところに道徳を感じた

これが石ノ森章太郎の作品だったなんて、

40年以上経って初めて知った。

確かに抜け目なく、おもしろかった。石ノ森と聞いてなるほど、と思ったくらい。

昭和40年代から特撮もアニメも進化を続けているけど、本当にいい時代に生まれたなあ、と思っている。クオリティーの高い作品ばかりを幼少期に見て、育ってきたように思える。

私よりもう少し上の世代が「エイトマン」を見ていたそうで、どんな話だったか聞いてみると、エネルギー補給にタバコを吸うんだとか。昭和を感じる。
ちゃんと調べたらタバコの型をした冷却装置だそうで。

参考にさせてもらった記事には「強化剤」って書いてある。
それでタバコ型のお菓子が流行した、とか。
そういえば、あった。駄菓子屋に紺色の箱。それは覚えている。

とにかく、合体ロボットアニメにしても、実際戦争を経験している人たちが製作していたのだから、教訓になることがちりばめられていた。

初代のガンダムでも、主人公が爆風を避けるために上着を被るシーンがあったけど、子供向けアニメにしてはよくできている、と年配者は感心していた。

私はガンダム世代ではあるけれど、コンバトラーⅤのほうが好きだったなあ。どっちも安彦良和さんの絵なんだけど…。

話が逸れた。
この透明ドリちゃん。「魔法のプリンセス ミンキーモモ」の作者に影響を与えたのではなかろうか。名作が名作を生む。発展的だ。