あの時代

ポケビとブラビ【曲だけが今でも魂を持っているかのよう】

ポケビが『パワー』で千秋。
ブラビが『タイミング』でビビアン。
この違いを覚えるのに苦労した。当時はアルバイト中だったかな。ウリナリをリアルタイムで観られない日が多かったし、曲も巷で流れているから覚えたようなものだ。

どちらも名曲なんだけど、今日はなんとなくブラビのほうを思い出す。

8㎝のシングルCD。懐かしすぎる。CDのサイズはジャケットの半分なのに、なぜか縦長。中の格子状のプラスチックを割って取り除き、半分に折り曲げて収納できるようになっていたらしい。だけど、当時はジャケットを折り曲げることに抵抗があった。
そんなわけで8㎝のシングルCDは縦長のまま収納。買った時に入っていた外装のビニールも捨てなかった。外装を捨ててしまうとなんだか価値が下がるような気がしたのだ。
折り曲げて保存していた人もいると思う。選択は自由…。

普通のアルバムCDの“帯”も捨てなかった。
「オープニングテーマ○○を含む全17曲を収録したサントラ盤第一弾!」
「ミニアルバム○○ エンディングテーマをばじめとした不滅の名盤 Now On Sale」
とか書かれた帯は、CDのフタを開いて歌詞カードの背表紙の隙間に挟むのが私流。

この帯にも様々な情報が刻まれている。洋楽のCDなどは大袈裟で強烈なキャッチコピーがウケる。そこまですごくないだろう、って歌手もいる。
今世紀最大の~世界最強の~
…それが何人いるんだろう。

アーティストの略歴が細かい字で紹介されているケースもある。

「○○出身のユニット。デビュー・アルバム○○(ⅩX年)は250万枚の世界売り上げを記録」

帯だけ集めている人もいるのかな。読んでいると結構たのしい。

マモーーー、ミモーーーー。

『イエローイエローハッピー』も時々聴くけど『パワー』を思い出す頻度が高い。なんでだろう。夏だからか。

千秋は歌がうまい。どこで勉強したんだろう、って検索してみたことがある。
あれだけうまければ、おそらく想像を絶する努力をしたことだろう。
…と、勝手に想像して「千秋 歌唱力」で検索。
すると「ちあき」を褒め称えたページを見つけた。(※すごくまじめなページなので、あえてURLは貼らないことにします)

内容を読んでみるとなんのことはない。
このHPの主が褒めていたのはちあきなおみのほう。私はひと世代後だから、ちあきなおみと言えばコロッケのモノマネ。
お笑いスター誕生…。B&B…。やすきよ…。

話が逸れそうなので戻す。

ブラビのほうは作曲が中西圭三。
ポケビはパッパラー河合。
どちらかというと馴染みがあるのはパッパラー河合。ポケビが出てくるまで、爆風スランプの曲で聴いたことのある作品は、だいたいファンキー末吉の作曲。『大きな玉ねぎの下で』『Runner』共にファンキー末吉。パッパラーの作曲は『旅人よ』と『月光』。パッパラーの作った曲に馴染みがあるというより、爆風の曲に免疫がある、といったほうがいいのかな。
中西圭三に比べると、耳に入ってきた回数が多いのは爆風のほう。だから、なんとなーく、ポケビのほうを思い出すのかもしれない。爆風テイストだから。

中学生の頃、爆風スランプの「びっくりミルク」って曲が流行った。
爆風の1Stアルバム『よい』に収録されている。

牛が乳を出す、今日も乳を出す、とか単純な歌詞なんだけど男の子が「乳」好きだから、喜んでいただけなんだと思う。この曲もファンキー末吉。サンプラザ中野と共作。

だいたいカッコいい曲には不思議な歌詞がのっている。両方揃えちゃうと作っている側がつまらないのかもしれない。