酒とつまみと温泉と

「お通し」についての考察【優秀な乾き物】

居酒屋に行くと必ず「お通し」が出てくる。
お会計の時に注文していない品に何百円が支払うなら、上質なものであってほしい、と願う。

どこの居酒屋も金額はまちまちだけど、昼間定食屋で、夕方から居酒屋に変わるような店は、だいたい昼のメニューの残り物をアレンジするか、残りの材料で作成できるお通しを出していた。無駄がなくて賢い。おばあちゃんの知恵袋みたいだ。
毎日違うお通しを出す。コストは同じ。

ある日は肉じゃが。ある日はポテトサラダ。またある日は魚と野菜の煮物。
海藻サラダの時もあった。同じ値段ならどの日が得をした気分になるだろう。
私は海藻サラダがいちばん損した気持ちになる。

ちょっと前に見つけた乾き物について書いてみる。刺身の前に…
『鱈とば』
「鮭とば」じゃなくて「タラ」。


袋半分食べたくらいで他のツマミに行くから、マヨネーズが付いているけど開けない。うちの冷蔵庫のマヨを使う。
感想を述べよう。

麻を食べているみたい

…な食感。マヨと絡めるとしっとりしてくる。
アタリメに七味マヨを合わせているみたいな感じ。

もうひとつ。
『ビネガー香る大豆チップス』(ローソン)


「かっぱえびせん」のフレンチサラダ味を想像していたけど、もっとタンパクな味。
お酢が体に良さそう。粉っぽいと感じる人もいるようで、濃い口の料理の前に。

『チーズ柿種』

これ、けっこう好きな人が多い。
買ってきてほしいと頼まれたことがある。

探せばいくらでもあるだろうけど、乾き物の新作づくりには無限の可能性があるのではないかと思う。

『チーズいか』
なとり。親愛なる「なとり」。
やわらかめの裂きイカにチェダーチーズのパウダーがかかっている。
ふんだんにかかっている。


『黒胡椒サラミ』


『一度は食べていただきたいおいしいサラミ』
ゴールドシリーズのひとつ。

ラブ♡なとり。

たまに駄菓子。50円。

値段が魅力的。節約している時によく駄菓子で飲んでいた。おにぎり一個と駄菓子で家飲み。朝はちゃんとご飯を食べる。これって健康にいいのかな。当時はまったく病気をしなかった。若かっただけか。

甘酢味は大袋。三杯酢より食べやすい。塊りも小さい。

前回「なとりのチーズ」について書いたけど、あの「チーズ好きのための濃厚チーズ」にはジャンボサイズがあった。


これもよく見かける。『焼きチーズ』


さらに、こんなものも見つけた。かぶるけど、チーズ再び。


井上食品『トリプルナッツチーズ』

袋を開けた瞬間のモッサリ感(普通のチー鱈と違う質量の大きさを感じる)にインパクト。
一般的なアーモンド入りのチーズと比較すると、

アーモンド感 -1
その他のナッツ感 +2
チーズの濃さ -1
オレンジピール +1
チー鱈感 +-0

チー鱈感は普通のチー鱈と変わらないけど、もっといいもん食ってるぞ感がある。

最後に乾き物じゃないけど、お通し代わりのツマミ。

おがた食研『お魚でつくった燻製!フィッシュナゲット』
実物は食べちゃったのでパッケージの写真は会社のHPからお借りしました。

“ワインやサワーに相性抜群!“
と書かれている。
瀬戸内産すり身100%/香川県産ハモ使用

オリーブの葉の粉末も入っているんだそうで。
このパッケージのような網焼きで食べてみたい気分。
…写真、小さすぎて見えないか。

イワシソーセージのような味。イワシのツミレっぽい。
実際は、イワシじゃなくてハモだけど。形がかわいい。

この「おがた食研」さんは香川県の蒲鉾会社だそう。商品名で検索すると「おがた蒲鉾」というオンラインショップが出てきた。
http://ogata-kamaboko.shop-pro.jp/

香川に行ったら寄ってみよう。
新作のツマミに出会えるかもしれない。

ツマミは進化を続ける…。