『スゴ運』の著者、唱田始士矢さんが天守閣に登ることを薦めていたので掛川城に行ってきました。ホテルは宿の多い浜松駅。電車で少し戻る感じ。熱海に行って小田原城に行くような感覚か。
転勤で浜松に住んでいた人の話では、のどかでいい所だよ、冬は暖かいし…なんて聞いていたので「のどかでいいところ」のイメージ。
人生初の浜松駅に降り立つ。遠鉄。えんてつ?初めて知った路線。
常宿の東〇イン。「都心を離れるほど東〇インは広い」という定説が今回は覆された。
以前、奈良の東〇インに泊まった時は部屋の広さに驚いたものだけど、浜松はいくらのどかな所といっても、駅前は都会みたいなものだから、敷地が広く取れなくても仕方ないのかな。車で出張に来る人もいるみたいで、駐車場を作らないとお客さんのためにならないらしい。
ホテルの反面が立体駐車場。反面は路地に面している。今回は駐車場側。ホテルが満室の場合、予約客の半分は陽が当らない部屋に配分される。別に文句はないけど…外の天気がわからない。
これはフェイントだった。
まあいいや。洗濯ができるホテルならどこでもいい。
楽器屋さんがたくさん。
カワイピアノ。
ヤマハ楽器。大きいです。
グランドピアノも売っていた。
トンボが写りこんだ。もうそんな季節。
ヤマハの足元で芝桜養成中…。
春が楽しみです。
楽器博物館。
浜松といえば鰻。
お約束の鰻屋。
同じ名前。本店と支店かな。
よさげなお店があった。

閉まっている。
うな重の相場が3000円だそう。よく考えてみると、都内の鰻屋も同じくらいの値段。安いというのはただの噂だったのか。もっと浜名湖に近寄れば安い店もあるのかな。
所々に鰻屋さん。いくら安いと言っても、交通費を上乗せすると割高。鰻を食べにきたわけではないのでスルーする。
全然関係ないけど餃子バル。
気になる。
メニューを拝見…。
字が小さいかな。シラスおろしといくらおろしがある。
この店は酒飲みの心理がわかっている。ここの店主も酒飲みだな。
酒飲み同士には通じ合う共通の感覚がある、と思っているんだけど、だいたいメニューを見ればそれが分かる。湯葉がある。完璧すぎる。
夜に寄る。
駅前の大通りが近いけれど、深夜は車が走っていない。異世界に来たみたい。前置きが長くなったけど掛川城。
城下。
電話ボックスもおしゃれ。
城へ向かう。
急勾配の階段。
この城は白ヘビさんが出たんだって。縁起がいい。
ヘビさんの写真は苦手な人もいるみたいだから載せない。
石落とし。城っぽい。
もののけ姫を思い出す。
いたるところに石落とし。
ここから攻撃するんだって。
床に窓がある。これも攻撃用。
別の見かたをすると「守備万全」。
どんな小さな隙間も石落とし。
他にやることなかったのか。
天守閣からの景色。
これだけ高い天守閣は初めて。殿様気分満点。
西側は風がよく通る。
上の写真は南側の窓から。東海道と首都高が見える。西側に裏街道。
西風は裏街道から。
なんらかの理由で関所を通れない人や、通行税を払いたくない人々は裏の山を通って通過。裏街道が「博徒の道」と呼ばれるのも、博打をやる人々が裏街道を使っていたからだそう。
そのうえ山中に、裏街道を通る人々をターゲットにして専用の宿を作ったり、賭博場を作ったりと密かに栄え、裏には裏の歴史があった。
掛川の隣町が森町。大洞院というお寺に森の石松のお墓があるんだそう。
その墓石を持って帰ると賭け事に強くなったり、宝くじに当たるんだとか。
その噂を信じた人たちが墓石をどんどん削ってしまい、お墓は三度も造り直したそう。現在では墓石のカケラを「勝守り」として販売している。ご利益ありそう。
http://enshu33.com/all-guide/%E5%A4%A7%E6%B4%9E%E9%99%A2/
二の丸に行きます。
竹灯籠。
売店で売られている。
殿の休憩部屋。
長-----い廊下。
さっきまであそこにいた。
見上げると威厳がある。
立派なお庭。
ジオラマ。
なんとなく「こえだちゃんと木のおうち」を思い出す。
掛川城は見どころがいっぱい。歴史が好きな人だけでなく、私のようにただ登ってみたいだけの人にも充分楽しめる。
『功名が辻』の山内一豊がいた城、と覚えた。仕事が一段落したらまた来たい場所でした。
今度は鰻屋にも寄りたいです。