酒とつまみと温泉と

小田原城と『虎朱印』

掛川城に行ったとき、小田原と熱海の間を行き来しているみたいだ、と書いた。
そこで今回は熱海に行くついでに小田原城の天守閣に行ってきました。

城下には『万葉の湯』があるので小田原じたいはよく来ます。ですが、残念ながら城の歴史には一切興味なし。天守閣に登りたいだけです。神社仏閣ではないので歴史を知らなくても城は登る人を歓迎してくれる…だろう


今日は情緒なし。いきなり天守閣。
海が見えるんだけど…
モヤ(靄)っている。

空の色が残念な色。

何枚撮っても同じだな。


解説の写真のほうがいい色出してる。
ちょっとジェラシー感じる。

天守閣にいる摩利支天。
武士に信仰されていた勝利の神様。
牛の上に乗っているタイプは珍しいんだとか。

いい写真が撮れそうにないので売店へ移動…。

これを買ってみた。『虎朱印』

スタンプと根付けと置物の三種類。印鑑の上に虎の彫刻が施されていてゴージャス。
説明書きを読んでみる。

虎朱印に刻まれている 禄寿應穏(ろく・じゅ・おう・おん)には、
禄(財産)と寿(生命)が応(まさ)に穏やかであるように。人々が平和で暮らすという願いが込められていると言われ、小田原北条氏 二代氏綱から五代氏直までの歴代当主が用いました。

…だそうです。戦国大名 北条家の家印。
上に乗っている虎が猫みたいに見える。それはそれでかわいいと思う。

この根付けは、ハンコにはならないのだそう。
どこから見てもハンコなのに。

誰が押しても端っこが欠ける。ハンコの端がそもそも欠けている。
古めかしさをアピールしているのだろうか。それとも欠けたハンコを使うことに意味があったのか。北条家のまじないか。いろんなことを連想してしまう。

オリジナルを模してレプリカを作ったのだから、単に使い過ぎてすり減っただけだったりして。そんなところだろう。

帰ろうと思ったら売店の奥に「古銭のガチャガチャ」があった。500円也。
一銭が出てきた。損か得か。あきらかに損しているような気がする。


きたなすぎる。

あんまり汚いから洗ってやろうと思ったけど、古銭マニアのページに洗うと価値が下がると書かれていたのでやめた。
https://kosen-kantei.jp/varity/1-sen-coin/

一銭硬貨には7種類あって古い順に

龍・稲・桐・烏・富士・錫

…の模様があるそうです。
烏が2種類あって全部で7種類。
500円を投入して出てきたものは明治10年「龍」
この龍の硬貨は明治6~21年に発行され、現在の相場は100円~25000円。
ちょっと期待しちゃう

明治7年~14年のものが10円~12000円。
(※ここで価格差が出るけど、そういうものらしい)
最も希少価値が高いものは明治14年の大四と呼ばれる一銭硬貨だそうです。

ふーん、と思いながらヤフオクを見たら180円で売られていた。
まあ、そんなもんでしょう。